利用者インタビュー 03

学校の進路の先生に、パソコンの仕事をやりたいと相談していたが、手を動かす仕事も見てみないかと言われてACCENDOに来たのがきっかけです。パソコンの仕事もあると言われたけど、実際に来てみると僕が思っていた内容とは違いました（笑）

それでもポップコーン製造とか電話対応をしていくと、パソコンの仕事が中心ではないけども、仕事の内容には満足しています。

僕はもともと一度高校一年生のときにACCENDOの体験にきたけど、その時は自分は福祉の仕事がやりたいと考えていたので業務の内容が合わない気がしました。でも高校3年生で福祉をやるにはスキルが足りないと気づき、やりたいことがわからなくなってしまったんです。

そこで先生に相談してみたら、ACCENDOを勧められ、あまり気乗りはしなかったけど利用し始めました。実際にきてみたら、いろんな経験させてもらっていて、他の事業所ではできない多くの学びと経験の機会をもらいました。いろんな企業の仕事を曜日ごとに経験できたり、他の施設はだいたい20名規模のところが多いですが、ACCENDOは100名弱というたくさんの利用者がいるので、そのコミュニケーションだけでもいい経験になっています。

障害があっても、仕事をしていく中でどうやったら活躍できるかと常に考えています。どんどん新しいことにチャレンジして、自分でできることを増やす。それを評価してもらって給料も上げていきたいです。そうすることで自分が成長することが楽しいし、リハビリにもなってもいます。

家だと環境も整っているし、やっぱりさぼったり色々甘えてしまうところがあるよね。逆に仕事場は緊張感があってやる気になる。たまに、障害があるんだから楽したらいいのにと言われることもあったりしますが、ACCENDOにいることで楽してはダメだなと思うことができます。

実際のところ、障害があると甘えることもできるし楽しようとしたらいくらでも楽できてしまう。でもその自分との戦いに勝って、成長していくことが大事だし、ACCENDOはその成長の機会をくれていると強く感じています。

たとえば、いい意味で信じて仕事を丸投げしてくれるんです。いい意味でですよ（笑）それが経験になってリーダーとしても動けるようになってきました。コミュニケーションの取り方もかずやと二人で相談して、どうやったらメンバーに伝わるかも一緒に考えることもありました。

成長の機会をくれるというのは、送迎もしてくれたり、袋詰めに困っているとスタッフが気づいてくれて位置を調整してくれたり、細かく色々なサポートしてくれることも含んでいて、本当に感謝しています。

特にACCENDOはポップコーン販売をたくさんやっているから、あちこちに行かなきゃいけなかったり、そういう機会の提供も嬉しいです。他のところではあちこちいくことはないし、なによりスタッフの送迎力が本当にすごいんです！

あと他にも成長の機会はたくさんあって、レクチャー1回だけでいきなり電話対応を振られることもありましたよね（笑）初めは動揺しましたが、どこにも逃げきれない環境で挑戦させられたことで、成長の速度は上がったのかもしれないと感じています。

仕事を通して、作業するだけではなくて考える仕事が増えたから、いろんな気づきが得られるようになりました。入ったときは言葉の引き出しがすくなくて伝えられないことも多かったけど、コミュニケーション能力が高くなる、つまり使える言葉が増えて人に説明する力は成長したと実感しています。

学校はタブレットとか全部ものがそろっていて便利だけど、社会にでるとこういったものがないんです。だから、何も揃っていない環境で自分で考えてやる必要があったことも成長につながっていると思います。

元々トイレ介助から始まりましたが、今では自分でできるようになりました。スタッフの方たちは優しいしいつでも大丈夫といってくれるものの、やっぱり自分で気兼ねなくできるようになりたいと思えたことでできるようになったと思います。

あと自分は左手麻痺があるから力加減がむずかしく、袋締めをするときにポップコーンをつぶしてしまうことがありました。でも作業を通して力加減を調整できるようになり、結果的にこれで生活もしやすくなりました。

自分たちは7年目になりますが、週5〜6日通っています。休むと収入が減るから、頑張って働きたいと思っています。こういった自分の成長をACCENDOで得ることができたのかなと今では感じています。